KE055_72A

ヘアブラシの種類

髪をとかすヘアブラシにはさまざまな種類がありますが、ブラッシング用やドライヤー用など、美容の目的に分けてお使いになるとよいでしょう。
ナイロン製のヘアブラシ、豚毛やイノシシの毛、金属製のものや木製のヘアブラシなどがあるので、選ぶ際に注意が必要です。

ナイロン製のヘアブラシは値段が安く、デザイン的にカワイイものが多いのですが、静電気がおきます。
根元がクッション製になっている金属製のヘアブラシは、固くて頭皮に傷がつくおそれがあります。
木製のヘアブラシは髪に優しいのはいいですが、濡れると乾くのに時間がかかり、汚れが落ちないという欠点があります。

その点、豚毛やイノシシの毛のヘアブラシは、ほかのものより値段は高いものの髪の毛をとかすとツヤが出るので、持っていた方がいいです。
ほかに、「マイナスイオンブラシ」と言って天然鉱石が配合されており、マイナスイオンが発生することで髪の毛にツヤが出るというブラシがあります。

用途別のヘアブラシ

ドライヤーを使ってブラッシングを行う場合、ナイロン製のヘアブラシだと温度によっては変形しますし、金属製のものは熱くなります。
豚毛やイノシシの毛も熱によって傷むので、熱に強い木製を使うか、耐熱温度を調べてからお使いください。
ヘアブラシのデザインにもいろいろあって、ブローするときに使いやすい「デンマンブラシ」、棒のまわりをブラシが取り巻いていて、髪の毛をカールしやすい「ロールブラシ」、ガイコツのような形をした「スケルトンブラシ」などがあると、スタイリングしやすいでしょう。

スケルトンブラシを使うと髪に自然なウェーブが出ることと、ロールブラシは毛先をカールさせるときに、あると便利なヘアブラシです。
この3つがあれば、たいていのヘアスタイルを作ることができるのではないでしょうか。

静電気を防ぐには

ナイロン製のヘアブラシを使うと静電気がおきやすくなり髪を傷めるので、ほかの材質のヘアブラシを使った方がいいというのは先ほど書きましたが、ある程度の静電気は仕方がありません。
静電気が起きると髪がまとまらなくてイライラするし、髪の表面のキューティクルがはがれやすくなってダメージを起こします。

静電気を防ぐには、静電気防止スプレーを使ったり、洗い流さないタイプのトリートメントを使うことなどで防ぐことができます。
また、マイナスイオンのヘアブラシを使ったり、ドライヤーもマイナスイオンのものを使うことで静電気がおきにくくなると言われます。

髪の毛のとかし方も大切で、特に髪が長めの人は根元から一気にとかすのではなく、毛先からとかすようにしましょう。
また、髪を少し濡らしておくことでも、静電気がおきにくくなります。
以上のような点に注意して、髪が傷むもととなる静電気を防ぎましょう。