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長く勤めると

美容外科で働いていると、そこに通ってくる人たちの人間模様を見ていく余裕があります。
私はかれこれ10年ほど大阪で美容外科の看護師をしていますが、これは大学が大阪にあって、なんとなく過ごしているうちに職を見つけて居ついたという感覚があるのです。
私の場合は女一人でどういった形で暮らすかというのをその時考えて、結果としてこの仕事を選んだというのが大きいですが、今の若い人たちはもっと真剣に考えてこの町で暮らす事をイメージしていると思っています。
実際に暮らしてみるとさすがに天下の台所と呼ばれるだけあって華やかな感じがしてくるのです。

休みの日は

クリニックが休みになると、私も繁華街に繰り出してショッピングをしたりグルメを楽しんだりと世間一般の町の楽しみ方をしています。
これは、特に大学時代の友人と一緒に行く事が多いのでなんとなくそれが習慣化しているのですが、確かにそれは大きな意味での付き合いの長さを示していると思います。
美容外科の勤務というのはそんなに大変な事はなく、一定のスキルはいりますが基本的には事務的な部分だけがありますので、私にとっては慣れた物です。
お客も患者と呼べるほどの重症な人はおらず、それが仕事のしやすさを物語っているのもポイントなのです。

夜になると大阪の町はネオンサインが鮮やかに浮かび上がり、私たちを誘ってくれます。
私は大阪のこの雰囲気が好きで、大学時代は仲間と一緒に道頓堀に映る景色をずっと眺めていた事がありました。
今も当時のような感慨にふける場面がありますけど、さすがに年をとったので飲み屋さんのはしごをする事はなくなりました。
当時の友人との交流が私の休みの中でもかなり大きな意味を持っているので、それだけ仲間との付き合いに飢えているという事がわかりました。
こうして楽しんだ後は、その様子をネットのブログに書いたりして仕事疲れを忘れるようにしているのです。

人の顔は一生付き合っていくもの

どのような形で暮らすにせよ、人の顔というのは一生付き合っていく物なのでとても大事な部分に変わりはありません。
現在は美容整形の技術が進歩しており、かなり細かい部分まで加工する事ができるようになってきました。
うちのクリニックでも基本的な整形を行っていますが、最近はプチ整形といって手術というほど大それた物をしなくても済むようなケアが増えています。
整形した後のアフターケアについては特に重要な部分が多いので、お客さんに事細かく医師が説明をしているのをよく聞きますが、確かにそういった点は大きな意味があるのだと感じています。

仕事の内容によってこうした医療とか美容分野の物は、けっこうシビアな部分があります。
ことに人間の顔等を整えるのはけっこう特別な技術が必要になるので、私たちも手術の時には細心の注意を払うのです。そのような緊張感があるので、休日になるとほっとした感覚から大阪の町に繰り出して思う存分遊びたいと思うようになっているのだと
今では思っているのです。