いやな季節が来ました

梅雨まっただ中、湿度もじっとりです。
私は、毎年この季節がやってくると、少しブルーになってしまいます。
理由は、髪の毛のセットが決まらないことです。

起きたらまず、いつもシャワーを浴びて、シャンプーをして、ドライヤーできちんと乾かしてからセットをします。
セットしてすぐはきちんと決まっているんですが、そのあと朝食や、身支度などするために動きますよね。
そうしたら、その立ったり座ったりの動作をしているうちに、もうセットがどんどん崩れてくるんです。

空気に含まれている湿気のせいだと思いますが、もともと私の髪の毛がくせ毛だということもあり、膨らむ、うねる、そしてセットが崩れるということになるんです。

まず、雨が降る前は、なんとなくわかります。
それは、髪の毛が膨らんでくるからです。

大人になった今では、ストレートパーマや、スタイリングで少しはましにはなりましたが、学生のころは自然のままの髪型でしたので、まるでライオンのようになってしまっていて、友人に笑われていたものです。
それがいやでいやで、大人になったら絶対にサロンでこの髪質を変えてやる!と思ったものです。

しかし、大人になった今、悲しいことに、髪質は変えられないということがわかってしまいました。
そして日本に住む以上、梅雨シーズンというものは必ずあり、避けては通れないのだと半ばあきらめのような結論に達しています。

知人の結婚式

先日、知人の結婚式がありました。
朝からサロンを予約して、カーラーを使ってとても素敵にセットしてもらいました。
着替えて鏡でチェックし「完璧!」と勇んで電車に乗り込みました。
が…電車の中はすごい湿度です。
つり革につかまっているだけで、早くも汗がにじんできます。

汗というのは頭皮にもかきますよね。
もう鏡を見なくても、スタイルがだんだん崩れてきているのが自分でわかっていました。
降りる駅に着き、そこから十分ほど歩きます。

その間、雨は降っていませんでしたが、風がわりとふいている日でした。
湿気をたっぷりと含んだビル風が、まともに私をめがけて吹きつけてきます。
まるで湿気のドライヤーのようなその風が、電車で崩れかけたヘアスタイルにとどめをさしました。

あんなにきれいに仕上がっていた巻き髪が、無残にもただのゆるゆるカールになっています。
パールの飾りも数か所つけていたのですが、ひっかかりがなくなってしまったため、落ちそうです。
前髪のあたりは、汗が特に滲んでいた場所のため、くせ毛が出てフワフワしています。

サロンではきちんとブローして伸ばしていただいたのに、全くの自然な前髪に逆戻りです。
そのままホテルのパウダールームに直行し、髪飾りをつけなおし、崩れてしまったお化粧を直し、友人たちのもとに向かいました。

友人たちは和装が多かったので、ヘアスタイルの崩れを気にするということもそれほどなかったようでした。
後ほど出来上がった写真を見ましたが、出発前のきれいな状態を知っているゆえに、トホホな現実にちょっと悲しかったです。