手軽に作るコツ
私は医療機関に勤めているので夜勤も多く、朝早く起きてのお弁当作りって、意外にたいへんです。
たいへんな理由は、毎日献立を立てたり、美容のために栄養のバランスなどを考えなくてはいけないことです。
また、梅雨どきや夏などの暑い季節は、お昼に食べるまでに詰めたものが傷んだりするので、食中毒にならないような工夫も必要になります。
お弁当を手軽に作るコツですが、夕飯の残りものを詰めるようにすると面倒くささがなくなります。
その日の夕飯の献立と、翌日のお弁当の中身を一緒にしてしまうといいでしょう。
お弁当の献立を立てて、余った食材を前の日の夕飯にするという考え方でもかまいません。
献立の立て方
毎日の献立は、スーパーに行ったときに考えるようにしています。
買い物は週末にまとめてするので、そのとき安い食材を選んで購入します。
玉ねぎやじゃがいも、キャベツやニンジンなどは常備野菜なので、足りなくなったらその都度買い足します。
缶詰やビン詰めの食材なども、おかずが足りないときなどにすぐつけ足すことができるので便利です。
食材はまとめて切っておいて、冷凍庫に小分けして冷凍しておくと、その都度切る必要がなくなります。
たとえば、翌日のお弁当の献立を「豚肉のしょうが焼き」にするなら、前の日の夕飯は「酢豚」にします。
ブタつながりで、夕飯とお弁当を考えるようにするとよいでしょう。
付け合せとして、ポテトサラダやピーマンと玉ねぎの炒めものなどをつければ、お弁当として十分なおかずになります。
夏の食中毒
お弁当を作るときに注意が必要なのは、気温が高くなる真夏と梅雨どきです。
食中毒が起こりやすい季節なので、お弁当箱に詰める食材には十分に気をつけています。
特にお弁当箱はよく洗って、おかずを詰める前に「酢」をキッチンペーパーにつけて拭いています。
こうすることで、お弁当箱を殺菌することができます。
また、ごはんに梅干をのせておくと、ごはんが傷むのを防げます。
生の食材は使用せずに、必ず火を通してからお弁当箱に詰めています。
あったかいものをそのまま詰めると菌が増殖しやすくなりますから、ごはんやおかずなどはよく冷ましてからフタを閉めるようにしています。
夏は冬より早起きしやすいので、お弁当を少し早めに起きて作っています。
夏は、夕飯の残りを献立にするより、朝食の残りを献立にすると考えた方がいいかもしれません。
朝食と昼食が似たような食材になってしまいますが、味付けや調理方法などを変えるとそれほど気にならないのではないでしょうか。
お弁当箱を置いておく場所も重要です。
車通勤をしている人は、車内は温度が高くなるので、お弁当箱の置きっぱなしに気をつけましょう。
日当たりのいい場所、温度の高い場所は避けて、涼しい場所やクーラーボックスなどを使うことで、食中毒にかかるのを避けることができます。