阿倍野防災センターは無料で体験学習できる施設

阿倍野防災センターが無料で地震をはじめとした災害について学ぶことのできる施設です。
最近では自然災害も多く、多くの人が防災意識を高めて地震対策として防災用品を用意したり、耐震対策をしたりという人も増えています。
しかし、実際にはこのような準備をしていても災害の危険性をきちんと理解できていない人も多いです。

そこで足を運びたいのが阿倍野防災センターです。
ここでは無料で様々な災害の様子を体験することができて、災害の恐ろしさを知ることができますし、防災のための知識を身につけることもできます。
無料で楽しむことができますから、ぜひ子供も一緒に家族で足を運んで地震についての見聞を高めましょう。

バーチャル地震体験

体験コースで絶対学びたいのがバーチャル地震体験です。
ツアーの入り口ではバーチャル地震体験ができ、迫力ある大画面で地震の様子を見ることができることができるのはもちろんですが、振動装置によって大地震発生の状況を体でも感じることができます。
映像に合わせて座席が揺れるので、実際の地震がどのようなものか体感してその恐怖を身をもって学ぶことができるのです。

体験コースを選択するとアテンダントによってツアーが開催されており、ただ体験するだけでなく解説を受けながら進めることができます。
そのため、ただ危険、怖い、という意識を持つだけでなく、そのようなときどのような行動をとることが大事なのか、日頃から防災対策としてどのように取り組めば良いのかということも知ることができます。

地震以外にも体験できるコーナーがあり、それが煙中コーナーです。
ここは煙の怖さを体験できる施設となっており、煙で曇った場所を避難することを体験することができます。

他にも倒壊した街の様子を確認し、地震で街がどのような状態になるのかを学ぶだけでなく、そのような状態になるとどのような危険が潜んでいるのかということを知ることもできます。
消火器の使用方法や119番への通報方法といった知っているようで正しい方法を理解しているか不安なものについてもシミュレーションをすることで正しい知識が身につけられます。

救出方法についても学べる

施設の中には救出コーナーがあり、転倒した家具の下敷きになっている人の救出の仕方を学ぶことができます。
阪神淡路大震災では、地震による直接的な死者のうち、住宅や建物の倒壊、家具の転倒といったものでの死者が9割を占めていました。
そのため、自分が地震を体験した場合、家族や近親者が家具や住宅に挟まれてしまう可能性もあり、そのための対策も重要です。

また、合わせて家具固定の大事さや固定する方法も学ぶことができます。
これによって、救出方法だけでなく予防のための知識も身につけられます。